人間は個人としての生活史、集団としての文化の発展の形として、どのように発展していくのであろうか？
マズローの欲求5段階説というのがある。
それによると第一番目の生存の欲求は、生命を維持するために必要がある欲求
安全の欲求
経済の欲求。人間の欲求はとどまるところを知らない。意識しなければ欲求はどんどん肥大化していく。必要なものが確保できるようになると次は、生命維持には必ずしも必要ではないけれど、あったらいいな、というものを欲する。
モノの所有の欲求が満たされると、次はこコトの消費の欲求が待っている。体験して感動したいと思う欲求があります。モノの所有とは違いますが、これも強い欲求です。
健康維持の欲求、美の欲求。健康で若々しく美しく生きたい。という欲求は欠乏欲求とは別の段階、マズローのいう自己実現の欲求と同じ段階の欲求と考えられます。
経済的に自立している個人は、自己投資の予算を持っていて、自分の好きなことで自己実現に効果がありそうなことに投資を始めます。
そして、更にその先にあるものは精神の自立の欲求です。これまでの欲求は全て、自分の外側に付着させるモノでした。
精神の自立の欲求は、自分そのものに満足できる状態をいいます。自分の外側をどれだけ欲求で満たしても満たしきれないものがあることに人が気づいた時に、モノの所有や消費、コトの体験などの行動では満たしきれない自分の欲求が何なのか？という疑問が出てきます。
これの解決の方法のひとつが精神の自立の欲求であり、個人の生活史の到達点です
コメント